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インドのガンディー主義ビジョン・バリュー・センター会長が講演


◆主催:東洋哲学研究所

◆会場:東洋哲学研究所

◆開催日:2014年10月7日

 

 東洋哲学研究所は2014年10月7日、インドのガンディー主義ビジョン・バリュー・センターのショーバナ・ラダクリシュナ会長の講演会「倫理的リーダーシップと変革」を開催した。


 ラダクリシュナ会長は、ガンディーが拠点にしていたワルダ地方のアシュラム(道場)で過ごした経験を持つ。ガンディー主義哲学、倫理的企業統治を専門として、30年に渡って、貧困層や恵まれない地域の発展の為に尽力。2010年からは、インド政府地方開発省によるマハトマ・ガンディー国家農村雇用保証法の遂行をはじめ、精力的に活動を続けてきた。
 東洋哲学研究所での講演会は、2009年、2011年に続き、3度目となる。

「倫理的リーダーシップと変革」をテーマにした講演会で、ラダクリシュナ会長は、ガンディーの非暴力の思想、宗教観、指導力などについて、自身の体験などを通して言及。「ガンディーの信念は、真理といういう究極の現実にありました。そして、生涯をかけ、人生の最期まで非暴力を通じて真理に到達しようと努めたのです」と強調した。会長は、現代の世界情勢を踏まえつつ、ガンディーの行動が、今もなお多くの人々を触発し続けていると述べ、「非暴力という平和と調和を実現する為の手段は、ますます必要になってくるのです」と訴えた。

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