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マレーシア マラヤ大学モハメド・ファウジ・ヤコブ特任教授が講演


◆主催:東洋哲学研究所

◆会場:東洋哲学研究所

◆開催日:2014年7月1日

 

 東洋哲学研究所は2014年7月1日、マレーシア・マラヤ大学のモハメド・ファウジ・ヤコブ特任教授の講演会を開催した。


 ファウジ教授は、社会学者として、ハーバード大学やロンドン・スクール・オブ・ビジネスで研究員を務めた後、マラヤ大学で人文社会科学部学部長等を歴任。東洋哲学研究所での講演会は、2010年12月に続き2度目となる。
 「多元主義の包括~マレーシア政府のイニシアチブについて~」をテーマに行われた講演会でファウジ教授は、多民族・多宗教国家であるマレーシアにおいて、ナジブ・ラザク現首相が掲げた「ワサティヤ」(穏健・中道)の概念に触れ、「クルアーンに用いられる『ワサティヤ』は、言葉としては新しくはありませんが、これこそが、国民・国家の発展のために必要な考えです。マレーシアは、宗教間対話に力を入れています。私たちは、『ワサティヤ』の運動を力強く続けていかなければならないのです」と述べた。

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