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マレーシア・マラヤ大学文明間対話センターとシンポジウム


◆テーマ:文明間対話――平和・共生・持続可能性

◆主催:東洋哲学研究所、マラヤ大学文明間対話センター

◆会場:マラヤ大学(マレーシア・クアラルンプール)

◆開催日:2012年10月23、24日 

 

●新聞報道から


特別講演するマハティール首相
特別講演するマハティール元首相

新聞報道から(抜粋)

(聖教新聞2012年11月4日付)

 

イスラム文化圏で初の開催となった共同シンポジウム。

それは、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長が、インドネシアのワヒド元大統領、トルコのデミレル元大統領、ハーバード大学のヤーマン博士をはじめ、イスラムと進めてきた文明間・宗教間対話を、さらに広げるものである。

 

 23日には、マラヤ大学のモハマド・ハムディ副総長補の祝辞に続き、同大学出身のマハティール元首相が特別講演を行った。
 「ルック・イースト・ポリシー(東方政策)」を掲げ、マレーシアの経済発展の礎を築いた元首相は、1988年と2000年にSGI会長と会見。「21世紀のマレーシアと世界」等を巡り語り合った。
 講演で元首相は、SGI会長と東哲に脈打つ「平和・共生・持続可能性」の精神に触れながら、「平和とは、決して戦争を起こさないことであると考える。異なる国家が共生できる世界こそが、平和な世界なのである」と論じた。
 そして「両機関のシンポジウムは、今後も継続させるべき行事」と強調。「長い旅かもしれないが、このような対話の努力が、世界から戦争をなくす道である」と訴えた。
 
 シンポジウムでは、文明間対話センターのアジザン元所長が「人類の未来のために、SGIのような価値観を持つ団体から、対話の姿勢を学ぶことが重要である」と語った。
 さらに、ローリエイト国際大学のイブラヒム副総長補、東哲の山本主任研究員、松森研究員が「環境」「共生」などについて意見を発表した。 
 
  
文明間対話センター・アジザン元所長  ローリエイト国際大学・イブラヒム副総長補
 
 
 翌24日には、マレーシア国際イスラム大学のザレハ副総長が「イスラムの女性像」をテーマに登壇したほか、シンガポール大学のファリッド准教授、東哲の川田所長、栗原主任研究員が「平和」「女性」等に関する考察を述べた。最後に、同センターのライハナ所長がシンポジウムの成功に心からの謝意を表明した。
 行事の模様は有力紙「ウトゥサン・マレーシア」「ニュー・ストレーツ・タイムズ」等が報道し、反響を呼んだ。

 マラヤ大学文明間対話センターと東洋哲学研究所が学術交流協定を締結することになり、マハティール元首相、マラヤ大学のモハマド・ハムディ副総長補(右から3人目)が立ち会い、調印式が行われた。
 
 同センターのライハナ所長(右端)と東哲の川田所長(左端)
 
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