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「東洋学術研究」 通巻172号(第53巻第1号)

「東洋学術研究」 通巻172号(第53巻第1号)

2014年(平成26年)5月発行

■東洋哲学研究所創立者である池田SGI(創価学会インタナショナル)会長と、ドイツの環境学者で、ローマクラブ共同会長のエルンスト・ウルリッヒ・フォン・ヴァイツゼッカー(Ernst Ulrich von Weizsäcker)博士との連載対談「地球革命の挑戦――人間と環境を語る」(文明間対話シリーズ)が完結しました。
 
 最終回となる今号では、対談の締めくくりとして、持続可能な地球社会を築くための「人間のあり方」と「社会のあり方」に焦点を当て、「レジリエンス(回復力)の強化」「循環型社会」「女性を取り巻く環境の改善」「貪欲と競争至上主義に対抗する精神的連帯」などをテーマに語らいが行われました。


■ 特集は、連続公開講演会「教育――人間の可能性を信じて」から、中国の原青林氏(肇慶学院外国語学院院長・池田大作研究所所長)、伊藤敦美氏(敬和学園大学准教授)、戸田有一氏(大阪教育大学教授)による講演の詳細を掲載しています。



 ■ 南カリフォルニアでの共同シンポジウム「仏教と環境」から3論考とともに、マレーシア「法華経――平和と共生のメッセージ」展での記念講演が収録されています。

内容

■連載・文明間対話

   地球革命への挑戦――人間と環境を語る <2/完>

      …………………… 池田大作/エルンスト・U・フォン・ヴァイツゼッカー

 

■特集[教育――人間の可能性を信じて](連続公開講演会より)


 デューイと池田大作氏の教育目的論についての一考察 …………… 原青林

生きることと学ぶこと 「生きる力」を養う「総合的な学習の時間」 …… 伊藤敦美
 いじめの悲劇を繰り返さないために …………… 戸田有一
 

■南カリフォルニア大学でのシンポジウム「仏教と環境」より

仏教の智慧とエコロジー的意識――実践の領野を探る  …………… ルベン・アビト

環境倫理――タイ仏教の視点から  …………… ドナルド・スウェアラー

気候変動への対応――仏教者は何を貢献できるか …………… ステファニー・カーザ



 ■マレーシアでの「法華経――平和と共生のメッセージ」展より

 『法華経』は「万人のための価値」を説く …………… ロケッシュ・チャンドラ


■講演会より

生命にあふれた宇宙――仏教思想との一致 ………  チャンドラ・ウィックラマシンゲ


〈研究覚え書き〉

歴史学における主観性の問いなおし …………… 村上信明

文学作品を読むこと――二項対立の超克を試みて …………… 寒河江光徳

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