ホーム出版物「東洋学術研究」通巻184号~「東洋学術研究」 通巻187号(第60巻第2号)

「東洋学術研究」 通巻187号(第60巻第2号)

2021年11月発行  1,400円(税込)

  

■第60巻第2号では、特別てい談「東洋哲学とは何か」を企画。3人の哲学者が「『東洋』哲学と神秘体験」、「『空』と『無』」、「『無』から『存在』へ、「政治について」などをテーマに縦横に論じている。連載2回目となる「近代日本における価値哲学者の群像」では、桑木厳翼、南原繁、牧口常三郎に関する論攷を掲載。特別寄稿では、2人の識者が東日本大震災をテーマに考察している。

 

本年の学術大会は「21世紀における信仰と理性――創立者の『スコラ哲学と現代文明』講演の視座から」をテーマに3人の識者が登壇した。また、昭和48年に行われた創立者の講演「スコラ哲学と現代文明」および、研究発表とパネルディスカッションの内容を掲載した。新コーナー「思想の扉」では、15世紀の東洋の大詩人アリーシール・ナヴァーイーの文学的遺産について研究者が論じている。

 

ほかに、書評、新刊紹介、研究覚え書きを掲載する。表紙は、ナヴァーイー著『イスカンダルの城壁』を題材として1485年にヘラート(アフガニスタン北西部)で制作された細密画(ボードリアン図書館所蔵)の一幅を用いた。

 

※掲載時の役職は当時のものです。なお、これまでに発刊された「東洋学術研究」から、主な論文については、ホームページ内の「論文検索」から閲覧することができます。

 

※ご購入のしかたについては、「ご購入の方法」をご覧下さい。

 

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■特別てい談「東洋哲学とは何か」

 … 斎藤慶典(慶応義塾大学教授)、安藤礼二(多摩美術大学教授)、山崎達也(東洋哲学研究所研究員)

 

■連載「近代日本における価値哲学者の群像(2)」

 序――新カント派価値哲学とその受容史(2)

 … 伊藤貴雄(東洋哲学研究所研究員)

 桑木厳翼とベルリンの哲学

 … 大橋容一郎(上智大学教授)

 南原繁の政治理論――「価値並行論」および「理想主義的社会主義」の思想史的位置をめぐって(2)

 … 川口雄一(立命館大学加藤周一現代思想研究センター客員協力研究員)

 牧口常三郎の価値哲学とそのコンテクスト―科学的教育学という構想の思想史的位置づけ―(1)

 … 伊藤貴雄(同)

 

■東日本大震災10年特別寄稿

 二つの危機と哲学

 … 谷 徹(立命館大学教授)

 震災後の宮城、仙台にて日々是哲学する――つくることの時間性と、公共的歴史性――

 … 森 一郎(東北大学情報科学研究科教授)

 

■21世紀における信仰と理性――創立者の「スコラ哲学と現代文明」講演の視座から(第35回学術大会シンポジウムより)

 スコラ哲学と現代文明

 … 池田大作(創価学会インタナショナル会長、東洋哲学研究所創立者)

 信における内在と超越――中世スコラ神学から法華思想へ――

 … 山崎達也(東洋哲学研究所研究員)

 ヨゼフ・ルクル・フロマートカの人間論

 … 佐藤 優(同志社大学客員教授、作家、元外務省主任分析官)

 宗教に根を張った学問体系と宗教間対話における信仰と理性――シュライエルマッハー的考察

 … 山脇直司(東京大学名誉教授、星槎大学学長)

 パネルディスカッションおよび質疑応答

 

■思想の扉:アリーシール・ナヴァーイー(アリシェール・ナワイー〈1441-1501〉)

 ナヴァーイーの『篤信家たちの驚嘆』について

 … 菅原 睦(東京外国語大学大学院教授)

 東洋詩の思想・芸術的完成におけるアリーシール・ナヴァーイーによる創作の意義

 … サロヒー・ディロロム・イサミッディン=クズィ(サマルカンド国立外国語大学教授)/(訳)覚張シルビア(創価大学ロシアセンター職員)

 

■新刊紹介

『プリンストン大学図書館所蔵西夏文妙法蓮華経―写真版及びテキストの研究』(創価学会、東洋哲学研究所、2018年)

 … セルゲイ・ドミトリエフ(ロシア科学アカデミー東洋学研究所上級研究員)/(訳)マリヤ・レブロヴァ(独立研究者、難民・子供支援活動家)/(監修)荒川慎太郎(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所准教授)

 

■新刊紹介

 湛然と『法華玄義釈籤』

 … 松森秀幸(東洋哲学研究所研究員)

 

〈研究覚え書き〉

 衆生を導くブッダの能力とadhimutti(adhimukti)

 … 古川洋平(東洋哲学研究所研究員)

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