2025. 11. 08
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第1回連続公開講演会「イスラームと仏教の対話」

【全4回】連続公開講演会「イスラームと仏教の対話」開催趣旨はこちら
◆講 師:浅子 清氏(東洋哲学研究所客員研究員)
テーマ:イスラーム世界との相互理解の進め方に関する一考察
要 旨:要旨はこちら
略 歴:略歴はこちら
◆開催日:2025年11月8日
◆方 式:YouTubeライブ配信(オンライン)
講演内容は「東洋学術研究」に掲載予定
講演では、世界人口の約22%を占める16億人のムスリムとの相互理解の重要性を、講師自身の中東諸国での外交官経験を踏まえて考察。日本外務省が2002年から2010年まで実施した「イスラーム世界との文明間対話」の成果を紹介しながら、宗教の教義の議論よりも共通の今日的課題から対話を始めることの有効性を示した。さらに創立者・池田SGI会長の「同じ人間として、まず語り合える問題から、語り合っていけばよい」(『新・人間革命』第6巻)との指摘を引用し、文化・教育・平和などの共通テーマを通じた対話の重要性を強調。「恐怖」ではなく「安心」を与える相互理解の実践的アプローチとして、文化交流や地域社会との交流促進の具体策を力強く提示した。