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第2回連続公開講演会「21世紀の精神のシルクロード――平和への道筋を考える」

連続公開講演会「21世紀の精神のシルクロード――平和への道筋を考える」開催趣旨

講 師:岡部 芳彦氏(神戸学院大学経済学部教授、ウクライナ研究会会長)

テーマ:日本とウクライナ――過去・現在・未来――

要 旨要旨はこちら

略 歴略歴はこちら

◆開催日:2023年11月25日

◆方 式:YouTubeライブ配信(オンライン)

講演内容は「東洋学術研究」に掲載予定

 

講演では、ウクライナの成り立ちや同国とロシアとの関係について言及。日本から見た時、ウクライナが「隣の隣の国」であるという事実から、日本にとって想像よりも近しい国であることを述べつつ、現在起こっているロシア・ウクライナ戦争の状況を分析した。そして、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が、どのような考えに基づいて行動しているのかを知ることが重要であるとして、彼らの背景にある歴史観や思想を見た時に、必ずしもメディアで言われる情報が正しいわけではなく、時に報道されてもいないということが分かると語った。そして、日本とウクライナの交流史のなかで、1953年に北極圏で発生した「ノリリスク蜂起」は、日本人とウクライナ人の出会いと交流を見るうえで大事な出来事であり、両国の知られざる交流に目を向けることで、新たな視点を開いていきたいと望んだ。

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