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連続公開講演会「人類の未来と人権」第2回(桐ケ谷章・東洋哲学研究所所長)

◆講師:桐ケ谷 章氏(東洋哲学研究所所長、弁護士)
◆開催日:2019年10月31日
◆会場:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(東京・新宿区)


講演内容は「東洋学術研究」に掲載予定




 第2回となる公開講演会では、東洋哲学研究所の桐ケ谷章所長が講師を務めた。桐ケ谷所長は、創価大学副学長、同大学法学部長及び法科大学院研究科長等を歴任し、弁護士を務める。これまで、「信教の自由」「政教分離」「宗教団体の自治」「宗教団体の活動」「宗教法人法改正問題」「生命倫理をめぐる法律問題」等に関する研究・執筆を進めてきた。

 講演では、日本国憲法の規定や、第1から第3世代までの自由権・社会権などの人権の系譜を踏まえつつ、人権を基礎づける人類史上の思想に着目。東洋哲学研究所として大乗仏教からのアプローチの重要性について論究し、仏性が自分だけでなく他人にもあることを不軽菩薩の実践などを通して述べた。そして、十界論に見られる誰人にも内在する尊極の仏の生命を湧現させゆくことこそが、東洋哲学研究所創立者である池田大作SGI会長が現代で訴える「生命尊厳の哲理」であり、人権観の根幹であることを強調した。さらに、池田会長が提言した第3の「七つの鐘」において、「生命尊厳の哲学を時代精神にし、世界精神へと定着させる」と示された未来構想の実現へ向けての一人ひとりの行動・対話の歩みが重要であることを述べた。

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