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連続公開講演会「人類の未来と人権」第1回(佐藤優・同志社大学客員教授)

◆講師:佐藤 優氏(同志社大学客員教授、作家)
◆開催日:2019年10月11日
◆会場:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(東京・新宿区)


講演内容は「東洋学術研究」に掲載予定




 佐藤氏は、同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務し、帰国後、外務省国際情報局で主任分析官を務めた。現在は同志社大学神学部客員教授、同大学良心学研究センター研究員、作家として、執筆や講演、寄稿などの言論活動を中心に活動を行う。専門は、組織神学。

 講演では、「現在の世界史の教科書などでは仏教は世界宗教となっていますが、それは東アジアや東南アジアに限定されている地域宗教に過ぎません。イスラーム、キリスト教は世界に広がっていることを見ると、それに比肩しうるのが、SGI(創価学会インタナショナル)の躍進であります。東の端に生まれた日蓮仏法が、西に還っているのです」と述べた。そして、キリスト教徒が多数を占めるヨーロッパにおいて、神権が人権へと変化していった流れに言及。「東洋哲学研究所は今、宗教間対話を積極的に進めています。人類が住むところの隅々で対話をしていこうという大変に大事な試みだと思います。創立者である池田大作SGI会長は、人と人の間にある偏見と誤解の厚い壁を、ただ破壊するだけのような共産主義・革命家的な行動ではなく、その壁の向こう側に仲間を作って平和を築いてこられました。このような行動こそが人間主義であり、創価学会の人権観であると思うのです」と語った。

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