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海外の識者・指導者と創立者・池田SGI会長との対談集

(日本語版の発行順。2017年4月現在)

『二十一世紀への対話』(英語版) 『闇は暁を求めて』(スペイン語版)

文明・西と東(1972年)

リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー(オーストリア)

パン・ヨーロッパ運動を推進した欧州統合の先駆者。1894年、東京生まれ。父はオーストリア・ハンガリー駐日代理公使、母は日本人の青山光子。1972年逝去。

二十一世紀への対話(1975年)

アーノルド・J・トインビー(イギリス)

1889年~1975年。主著『歴史の研究』などで「文明」中心の歴史観を展開。20世紀最大の歴史家とされる。

人間革命と人間の条件(1976年)

アンドレ・マルロー(フランス)

1901年~1976年。「人間の条件」「王道」などで知られる作家であり、大戦中はレジスタンスに参加。戦後はフランスの情報相、文化相。

闇は暁を求めて(1981年)

ルネ・ユイグ(フランス)

1906年~1997年。第2次世界大戦のさなか、ルーブル美術館絵画部長として、ナチスの略奪から美術品を守り抜いた。フランス学士院会員、国立博物館協議会会長、芸術家連盟名誉会長、美術映画国際協会創立者、ジャックマール・アンドレ美術館館長。著書に『見えるものとの対話』など。

二十一世紀への警鐘(1984年)

アウレリオ・ペッチェイ(イタリア)

1908年~1984年。頭脳集団「ローマ・クラブ」の創立者。第2次大戦中はレジスタンスの闘士として活躍した。

社会と宗教(1985年)

ブライアン・ウィルソン(イギリス)

1926年~2004年。オックスフォード大学名誉教授。国際宗教社会学会の会長を務めるなど、宗教社会学の第一人者。 『現代宗教の変容』など著書多数。

第三の虹の橋(1987年)

アナトーリ・A・ログノフ(ロシア) 

1926年生まれ。モスクワ大学総長(77~92年)、ソ連科学アカデミー副総裁などを歴任。プロトヴィノ高エネルギー物理研究所所長として、世界最大の陽子シンクロトロンの建造を指導、完成した。

「平和」と「人生」と「哲学」を語る(1987年)

ヘンリー・A・キッシンジャー(アメリカ)

1923年、ドイツ生まれ。ナチスによるユダヤ人迫害を逃れ、15歳で家族と渡米。ハーバード大学教授に。ニクソン政権で国家安全保障問題担当補佐官、国務長官を歴任。米中対話を実現。1973年、ノーベル平和賞受賞。

内なる世界―インドと日本(1988年)

カラン・シン(インド)

1931年生まれ。観光・民間航空相、健康・家族計画相、教育文化相を歴任。ジャンム・カシミール大学、ベナレス・ヒンドゥー大学、ネルー大学の総長も。世界ヒンディー語財団会長。

二十一世紀への人間と哲学(1989年)

ヨーゼフ・デルボラフ(ドイツ)

1912年~1987年。ボン大学名誉教授。西ドイツにおける教育哲学の中心的存在として活躍。

「生命の世紀」への探究(1990年)

ライナス・ポーリング(アメリカ)

1901年~1994年。「現代化学の父」と呼ばれ、アメリカ化学会会長を務めた。また反核運動を推進。ふたつのノーベル賞(化学賞、平和賞) 、レーニン平和賞を受賞。

敦煌の光彩(1990年)

常書鴻(中国)

1904年~1994年。敦煌研究院名誉院長。フランス留学中に、〝敦煌の美〟に目覚め、帰国後、辛酸をなめながら敦煌石窟の研究・保護に生き抜く。

世界市民の対話(1991年)

ノーマン・カズンズ(アメリカ)

1915年~1990年。「サタデー・レヴュー」誌の編集長。被爆した広島の若い女性たちの渡米治療に尽力。ケネディ大統領の特使としてソ連のフルシチョフ首相と会い東西対話を推進。世界連邦協会会長として国連の強化に取り組む。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部教授として「身体と心の一体性」を探究。 「アメリカの良心」と呼ばれ、29の大学から名誉博士号。国連平和賞も受賞。

大いなる魂の詩(1991年)

チンギス・アイトマートフ(キルギス)

現代ロシア文学を代表するキルギス共和国出身の作家。代表作は『最初の教師』『白い汽船』『一世紀より長い一日』『処刑台』『カッサンドラの烙印』など。1928年生まれ。レーニン賞、ソ連国家功労賞を受賞。ゴルバチョフ大統領の側近として、ペレストロイカに献身した。

「宇宙」と「人間」のロマンを語る(1992年)

チャンドラ・ウィックラマシンゲ(イギリス/スリランカ出身)

1939年、スリランカ生まれの天文学者。国連開発計画(UNDP)顧問、スリランカ大統領の科学顧問、スリランカの基礎科学研究所所長などを歴任。「ヴィドヤ・ジョディ」(スリランカの国家栄誉賞)などを受賞。また「ダグ・ハマーショルド科学賞」を師のフレッド・ホイル博士と共同受賞。

科学と宗教(1994年)

アナトーリ・A・ログノフ(ロシア)

1926年生まれ。モスクワ大学総長(77~92年)、ソ連科学アカデミー副総裁などを歴任。プロトヴィノ高エネルギー物理研究所所長として、世界最大の陽子シンクロトロンの建造を指導、完成した。創立者とは『第三の虹の橋』に続く2冊目の対談集。

二十一世紀の人権を語る(1995年)

アウストレジェジロ・デ・アタイデ(ブラジル)

1898年~1993年。新聞記者として人権闘争を続ける一方、第3回国連総会にブラジル代表として参加、「世界人権宣言」の作成に携わる。1959年から逝去までブラジル文学アカデミー総裁。 

平和への選択(1995年)

ヨハン・ガルトゥング(ノルウェー)

1930年生まれ。1959年、オスロ国際平和研究所を創設し、新たな学問分野である「平和学」を確立した。ライト・ライブリフッド賞、ノルウェー人道賞などを受賞。『仏教―調和と平和を求めて』(東洋哲学研究所刊)ほか著書多数。

二十世紀の精神の教訓(1996年)

ミハイル・S・ゴルバチョフ(ロシア)

1931年生まれ。ソ連邦の初代大統領。「ペレストロイカ」を推進。「新思考外交」によって冷戦終結の中心人物となった。ノーベル平和賞を受賞。ゴルバチョフ財団総裁、グリーンクロス・インターナショナル初代会長。

太平洋の旭日(1997年)

パトリシオ・エイルウィン(チリ)

1918年生まれ。チリ共和国の元大統領。16年半続いたピノチェト軍事独裁政権に抵抗して、民主勢力の結集に尽力。1990年に大統領に就任し、民政移行を実現。

旭日の世紀を求めて(1998年)

金庸(中国)

1924年生まれ。武侠小説の大家。世界の中国語圏に幅広い愛読者をもつ。香港を代表する日刊紙『明報』、文化誌『月刊明報』を創刊、その言論は大きな影響力をもつ。中国返還後の香港のあり方を決める「香港基本法」の起草委員も務めた。代表作に『書剣恩仇録』『碧血剣』『雪山飛狐』など。

子どもの世界(1998年)

アリベルト・A・リハーノフ(ロシア)

1935年生まれ。児童文学作家。戦争の悪や苦しみを描き出し、多くの読者を得る。国際児童基金協会総裁を務める。

美しき獅子の魂(1999年)

アクシニア・D・ジュロヴァ(ブルガリア)

1942年生まれ。ソフィア大学教授、同大学スラヴ・ビザンティン研究のイヴァン・ドゥイチェフ研究センター所長、ユネスコのスラヴ文化研究国際協会副会長を務める。スラヴ語の写本目録をはじめ多数の記事・研究・著書がある。

健康と人生 生老病死を語る(2000年)

ルネ・シマー、 ギー・ブルジョ(カナダ)

ルネ・シマー:モントリオール大学元学長。同大学のガン研究所所長を務める。分子生物学博士。1935年生まれ。 

ギー・ブルジョ:モントリオール大学教育学部教授、同大学生涯教育学部長を務める。神学博士、倫理学博士。1933年生まれ。

二十一世紀への選択(2000年)

マジッド・テヘラニアン(アメリカ/イラン出身)

戸田記念国際平和研究所所長。1937年生まれ。ハワイ大学教授、スパーク・マツナガ平和研究所所長などを務める。この対談集はイスラム教と仏教の対話となっている。

希望の選択(2001年)

デイビッド・クリーガー(アメリカ)

核時代平和財団所長。「平和のためのハンガリー・エンジニアの会」ブロンズメダル、「戦争と平和財団」平和賞などを受賞。著書に『生き残りへのカウントダウン』『偶発的核戦争の防止』『地球市民』『核時代のためのマグナカルタ』『アボリション2000へのカウントダウン』など。1942年生まれ。

カリブの太陽 正義の詩(2001年)

シンティオ・ヴィティエール(キューバ)

「キューバの使徒」ホセ・マルティ研究の第一人者。ホセ・マルティ研究所所長。1921年アメリカ生まれ。ハバナ大学で公民法博士号を取得。

新しき人類を 新しき世界を(2002年)

ヴィクトル・A・サドーヴニチィ (ロシア)

モスクワ大学総長。1939年生まれ。ロシア大学総長会議議長。ユーラシア大学協議会会長。機械・数学の機能理論・機能分析学の研究家。ソ連崩壊後、財政難の中、モスクワ大学の教育水準を維持するため奔走。

東洋の智慧を語る(2002年)

季羨林、蒋忠新 (中国)

季羨林:1911年生まれ。中国敦煌トルファン学会会長。「国学大師」として尊敬される現代中国を代表する知性。北京大学東方語言文学学部長、北京大学副学長、中国語言学会会長、中国比較文学学会会長等を歴任。名文家としても知られる。

蒋忠新:1942年~2002年。法華経写本研究の大家。中国社会科学院アジア太平洋研究所正研究員(教授)。

東洋の哲学を語る(2002年)

ロケッシュ・チャンドラ (インド)

インド文化国際アカデミー理事長。1927年生まれ。父君はサンスクリットの権威ラグヴィラ博士。サンスクリット、パーリ語等22カ国の言語に精通し、仏教に関する著書が400冊以上ある。

希望の世紀へ 宝の架け橋(2002年)

趙文富(韓国)

国立済州大学総長を務める(1997年~2001年)。同大学名誉教授。1932年生まれ。政治学博士。国民褒章、青條勤政勲章等を受賞。

地球対談 輝く女性の世紀へ(2003年)

ヘイゼル・ヘンダーソン (アメリカ)

「行動する未来学者」。環境問題から出発し、多くの市民運動に携わる。イギリス生まれ。30カ国以上の“持続可能な開発”のためのコンサルタントを務めてきた。200以上の論文を執筆。「国連基金のための地球委員会」の創設に尽力。ウスター工科大学名誉博士。

学は光(2004年)

ヴィクトル・A・サドーヴニチィ (ロシア)

モスクワ大学総長。創立者との対談集は 『新しき人類を 新しき世界を』(2002年)に続いて2冊目。

宇宙と地球と人間(2004年)

アレクサンドル・セレブロフ(ロシア)

宇宙飛行士。全ロシア宇宙青少年団「ソユーズ」会長。1944年生まれ。宇宙飛行回数4回、船外活動10回の記録はギネスブック(93年版)にも掲載された。“宇宙的視野から地球を見る”大切さを各国で語り、「世界の子どもの宇宙大使」と呼ばれる。

人間と文化の虹の架け橋(2005年)

趙文富(韓国)

国立済州大学元総長。創立者との対談集は『希望の世紀へ 宝の架け橋』(2002年)に続く2冊目。

インドの精神―仏教とヒンズー教(2005年)

ベッド・P・ナンダ(インド)

世界法律家協会名誉会長(元会長)。米・デンバー大学副学長。1934年、インド・グジランワラ(現在はパキスタン)に生まれ、12歳のとき、インド独立に伴う混乱で故郷からインドへと、苦難の移動を強いられた。国際刑事裁判所設立プロジェクトの顧問を務めたほか、核兵器の使用や威嚇の違法性を問う「世界法廷プロジェクト」を推進した。

人間主義の大世紀を―わが人生を飾れ(2005年)

J.K.ガルブレイス(アメリカ)

現代を代表する経済学者の一人。ハーバード大学名誉教授。1908年カナダ生まれ。アメリカ芸術文学アカデミー会長、アメリカ経済学会会長等を歴任。ケネディ政権ではインド大使も務めた。2006年、97歳で逝去。

見つめあう西と東―人間革命と地球革命(2005年)

R.D.ホフライトネル(スペイン)

地球的問題群克服を目的とする頭脳集団「ローマクラブ」の名誉会長。1928年生まれ。大学教員などの後、ユネスコ理事、スペイン教育科学相、世界銀行教育投資部初代部長。1991年から2000年まで、ローマクラブの第3代会長を務めた。著書に『教育の展望 改革と計画』などがある。

「平和の文化」の輝く世紀へ!(2006年)

エリース・ボールディング(アメリカ)

「家庭社会学」の研究で著名で、「平和の文化」を推進。ダートマス大学名誉教授。1920年、ノルウェーに生まれ、3歳でアメリカに移住。1941年、経済学者のケネス・ボールディング博士と結婚。5人の子を育てながら研究に取り組み、ミシガン大学で社会学博士に。国際平和研究学会事務局長、国連大学理事などを歴任。ノーベル平和賞候補(1990年)にもなった。

「緑の革命」と「心の革命」(2006年)

モンコンブ・S・スワミナサン(インド)

「インド近代農業の父」と呼ばれる。1960年代、高収穫の米や小麦の品種開発・普及という「緑の革命」を推進し、アジアの食糧危機救済に大きく貢献した。また、2002年からは「パグウォッシュ会議」の会長として、核兵器と戦争の廃絶を目指す科学者の先頭に立って活動している。1925年生まれ。

地球平和への探究(2006年)

ジョセフ・ロートブラット(イギリス)

ノーベル平和賞受賞者。1908年、ポーランド生まれ。ナチスに対抗するために、米国で原爆開発「マンハッタン計画」に参加したが、「ナチスは原爆を開発していない」という確証を得るや、同計画に反対して離脱。圧迫の中、核兵器反対運動に立ち上がり、科学者の平和の連帯「パグウォッシュ会議」の事務局長、会長、名誉会長を務めた。2005年、96歳で逝去。この対談集が遺著となった。

美しき生命 地球と生きる(2006年)

ロナルド・ボスコ/ジョエル・マイアソン(アメリカ)

アメリカ・ルネサンスの巨星、ヘンリー・ソローとラルフ・エマソンをめぐる対談集。ボスコ氏はアメリカの学術団体「ソロー協会」の前会長で、ソロー研究の世界的権威である。マイアソン氏は同協会の前事務総長で、元会長。エマソン協会の会長も務めた著名な研究者である。

対話の文明―平和の希望哲学を語る(2007年)

ドゥ・ウェイミン(アメリカ)

1940年、中国雲南省生まれ。儒教研究の権威であり、「儒教ルネサンス」の推進者。2001年、国連が「文明間の対話年」に、識者による「賢人会議」を開いた折、儒教文明を代表して参加。ハーバード大学の中国歴史哲学科教授。同大学イェンチン(燕京)研究所所長。

人間主義の旗を―寛容・慈悲・対話(2007)

フェリックス・ウンガー(オーストリア)

1946年生まれ。医学博士(心臓外科)。オーストリア・ウィーン大学医学部卒業。ウィーン大学助手、インスブルック大学教授を経て、ザルツブルク病院心臓外科医長。1990年、「ヨーロッパ科学芸術アカデミー」の創立とともに、創立者の一員として会長に就任。同アカデミーの心臓病調査研究所所長も務める。『心臓動脈手術――:1990年代の需要とニーズ』など著書多数。モニカ夫人は画家。ブダペスト大学、ティミショアラ大学の名誉医学博士、創価大学、マリボー大学、リガ大学の名誉博士でもある。

今日の世界 明日の文明(2007)

ヌール・ヤーマン(アメリカ)

1931年トルコ生まれ。ケンブリッジ大学で文化人類学の博士号を取得。シカゴ大学の社会人類学教授を経て、1972年からハーバード大学教授。73年より76年まで同大学の中東研究センター所長。インド、スリランカ、トルコ、イランなどでフィールドワークを行い、イスラーム教、仏教、ヒンズー教などの宗教と社会の関係の研究でも著名。

友情の大草原(2007)

ドジョーギーン・ツェデブ(モンゴル)

詩人、作家。1940年生まれ。1977年~90年、モンゴル作家同盟議長。1992年~96年、東京外国語大学客員教授。1998年から、モンゴル国立文化芸術大学学長。著書に『この世の素晴らしき人』『傷つくことなき心』『草原の小道』などがある。

二十一世紀の平和と宗教を語る(2008)

ハービー・コックス(アメリカ)

ハーバード大学教授、宗教学博士。1929年生まれ。65年から、ハーバード大学で教鞭を執り、応用神学部の学部長などを務める。また、マーチン・ルーサー・キング博士の友人として、公民権運動をともに戦った。『世俗都市――神学的展望における世俗化と都市化』『東洋へ―現代アメリカ・精神の旅』『神の革命と人間の責任』など著書多数。アメリカにおける神学・宗教研究を代表する一人。

人道の世紀へ―ガンジーとインドの哲学を語る(2009)

ニーラカンタ・ラダクリシュナン(インド)

マハトマ・ガンジー非暴力開発センター所長。国立ガンジー記念館元館長。1944年生まれ。83年にG・ラマチャンドラン非暴力会議を、84年に開発教育ナショナル・センターを創設。90年、ガンジーグラム・ルーラル大学副総長代行。ガンジー研究インド会議議長も務め、ガンジー研究の第一人者として知られる。2008年、ラジブ・ガンジー賞受賞。

文化と芸術の旅路(2009)

饒 宗頤(中国)

漢学者・書画家・詩人であり、仏教学・儒学・考古学・敦煌学・言語学など業績は多岐にわたる。1917年、広東省生まれ。香港中文大学名誉教授。香港大学名誉博士。米エール大学、フランス国立社会科学高等研究院、ソルボンヌ大学、京都大学などの客員教授を歴任。中国研究に対してフランス学士院より「ジュリアン賞」を受賞。中国国務院国家古籍整理委員会顧問。

孫 立川(中国)

中国現代文学研究家。魯迅研究で著名。作家、コラムニスト、翻訳家でもあり、香港の出版社「天地図書」副総編集長。1950年、福建省生まれ。厦門(アモイ)大学中国語学部卒業。京都大学で文学博士号取得。深圳大学、遼寧師範大学、清華大学深圳研究院の客員教授。中国作家協会会員。

天文学と仏法を語る(2009)

ロナウド・モウラン(ブラジル)

1935年、リオデジャネイロ生まれ。天文学者・作家・エッセイスト。グアナバラ州立大学(現リオデジャネイロ州立大学)卒業後、ベルギー王立観測所、フランス各地の観測所に留学し、パリ大学(ソルボンヌ)で博士号取得。84年、天文学博物館を創設し、初代館長に就任。ブラジル歴史地理院正会員。80年5月22日に発見された「2590小惑星」は「モウラン」と命名され、名前が小惑星についた初のブラジル人となる。

人権の世紀へのメッセージ  “第三の千年 ” に何が必要か(2009)

アドルフォ・ペレス=エスキベル (アルゼンチン)

1931年、ブエノスアイレス生まれ。国立美術学校と国立ラ・プラタ大学を卒業後、彫刻家・画家・建築家として高い評価を受け、ジュネーブの国連難民高等弁務官事務所のモニュメント制作など国際的に活躍。74年、「平和と正義のための奉仕」を創設。軍政下での人権擁護と貧困層救済を目指してラテンアメリカ全域での活動を始め、近隣諸国から追放処分を受ける。アルゼンチンの軍事政権による多大な「行方不明者」の追跡と非暴力による紛争解決に奮闘して77年に逮捕され、14カ月間、過酷な獄中闘争を続けた。獄中でヨハネ 23世記念平和賞を受賞。80年、ノーベル平和賞を受賞。その後も、世界に人権活動を広げている。ブエノスアイレス大学をはじめ世界の多数の大学の名誉博士・名誉教授。

明日をつくる“教育の聖業”―デンマークと日本 友情の語らい(2009)

ハンス・ヘニングセン(デンマーク)

デンマーク・アスコー国民高等学校(フォルケホイスコーレ)元校長。1928年生まれ。デンマーク教員育成大学協会理事長、全国フォルケホイスコー レ・農業学校連盟書記長、デンマーク文化協会運営委員長などを歴任。文部大臣の任命による「教員教育への新法律準備委員会」の初代委員長(87~90年) も務める。 

教育と文化の王道(2010)

張 鏡湖(台湾)

1927年生まれ。台湾の名門・中国文化大学理事長。中国・浙江大学歴史地理学部卒業。ハーバード大学研究員、ハワイ大学教授、世界銀行ブラジ ル農業開発顧問等を歴任。米国地理学会で発表論文数第2位に輝く。1985年、台湾に戻り、中国文化大学理事長に就任。ロシア・サンクトペテルブルク大 学、韓国・慶煕大学等より名誉博士号を受章。

平和の哲学 寛容の智慧―イスラムと仏教の語らい(2010)

アブドゥルラフマン・ワヒド(インドネシア)

インドネシア共和国元大統領。1940年生まれ。エジプトとイラクに留学してイスラム法を学び、イスラム学者・評論家として活動。1984年、イス ラム団体ナフダトゥール・ウラマ(NU)の議長に。貧しい農村部の発展に尽くす。1998年、NUを支持基盤とする国民覚醒党(PKB)を結成。連立政権 において、1999~2001年、第4代大統領を務めた。穏健派イスラム指導者として、他宗派等からも広く支持を受ける。2009年12月に逝去。

人間勝利の春秋―歴史と人生と教育を語る(2010)

章 開沅(中国)

華中師範大学元学長(1984~90年)。1926年、安徽省生まれ。歴史学者で、とくに辛亥革命史の研究で著名。『辛亥革命史』『武昌蜂起』『鴻爪集』など著書多数。プリンストン大学客員研究員も務めた。

哲学ルネサンスの対話(2010)

ルー・マリノフ(アメリカ)

「アメリカ実践哲学協会」の創設者、会長。1951年カナダ生まれ。ロンドン大学で科学哲学の博士号を取得。ニューヨーク市立大学哲学学科長などを務める。人間が現実生活で直面する問題に哲学を応用して対処する「哲学カウンセリング」の先駆者として知られる。

平和の朝へ 教育の大光―ウクライナと日本の友情(2011)

ミハイル・ズグロフスキー(ウクライナ)

ウクライナ国立キエフ工科大学総長。同大学「応用システム分析研究所」所長。1950年生まれ。工学博士。専門はサイバネティックスおよびシステム分析、地球情報学、数理地球物理学。それらの社会経済問題への応用分野でも活躍。ウクライナ教育大臣(94~99年)として教育改革にも尽力した。ウクライナ、イタリア、エストニア、ベトナムから国家勲章を受章。

21世紀のナポレオン―歴史創造のエスプリ(精神)を語る(2011)

プランス・シャルル・ナポレオン(フランス)

ナポレオン家当主。ナポレオン・ボナパルトの末弟ジェローム(ウェストファリア王)から5代目の直系子孫。1950年、フランス生まれ。実業家、歴史作家。パリ第一(ソルボンヌ)大学経済科学博士。コルシカ環境協会会長、国際ナポレオンアカデミー特別後援名誉顧問。ナポレオンや政治に関する著書多数。

新しき地球社会の創造へ―平和の文化と国連を語る(2011)

アンワルル・K・チョウドリ(バングラデシュ)

元国連事務次長。1943年生まれ。1996~2001年、バングラデシュ政府国連常駐代表。在任中、安全保障理事会議長、ユニセフ執行理事会議長、経済社会理事会副議長などを歴任。「平和の文化に関する宣言及び行動計画」をはじめ「平和の文化」についての総会決議を導く。2002年に後発開発途上国・内陸開発途上国・小島嶼開発途上国担当高等代表(事務次長)に就任。ウ・タント平和賞、ユネスコ・平和の文化のためのガンジー金賞、国連の精神賞など受賞。

地球を結ぶ文化力(2012)

高 占祥 (中国)

中国「中華文化促進会」主席。1935年生まれ。北京宣武紅旗業余大学卒。中国文化部常務副部長(副大臣)、人民政治協商会議全国委員会委員(文化芸術界)、中国京劇芸術基金会名誉会長、中国芸術撮影学会会長、中国文学芸術界連合会党組書記などを歴任し、中国文化の発展に尽力してきた。『文化力』『澆花集』『社会文化論』『人生宝典』『新三字経』など著書多数。詩歌、書道、写真など多方面への深い造詣で知られる。

 平和の架け橋―人間教育を語る(2012)

顧 明遠(中国)

中国教育学会会長。1929年生まれ。北京師範大学に学んだのち、モスクワの国立レーニン師範大学教育学部を卒業。北京師範大学外国教育研究所所長、同大学副学長、世界比較教育学会共同会長などの要職を務め、中国教育界をリードしてきた。1991年に「全国優秀教師」に選ばれ、99年に北京市から「人民教師」称号を、2001年に香港教育学院から名誉教育博士の学位を受ける。 

希望の教育 平和の行進―キング博士の夢とともに(2012)

ビンセント・ハーディング(アメリカ)

マーチン・ルーサー・キング・ジュニアの盟友。歴史学者、ジャーナリスト、人権運動家。デンバー・アイリフ神学校名誉教授。1931年生まれ。58年にキング牧師と出会い、公民権運動をともに戦う。65~69年、アトランタのスペルマン大学で歴史学・社会学教授。キング記念センターの初代所長。現在、公民権運動の精神を宣揚し次の世代の青年を育成するプロジェクトを主宰。

ジャズと仏法、そして人生を語る(2013)

ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター(アメリカ)

H・ハンコック/ジャズピアニスト。作曲家。1940年生まれ。62年にソロデビューし、「ウォーターメロン・マン」が大ヒット。63年から68年までマイルス・デイビスのバンドに参加。73年、「ヘッド・ハンターズ」を結成。ジャズ・ファンクとダンス・ミュージックを融合させ、ジャズの新たな地平を切り開く。グラミー賞の受賞は14回。2008年には、ジャズで43年ぶりとなる「最優秀アルバム賞」を受賞。

  

W・ショーター/サックス奏者。作曲家。1933年生まれ。アート・ブレイキーのバンドに在籍し、59年、ソロデビュー。64年、マイルス・デイビスのバンドに参加し、その黄金時代を支えた。70年、「ウェザー・リポート」を結成し、フュージョン界をリードした。グラミー賞の受賞は9回。

明日の世界 教育の使命(2013)

ヴィクトル・A・サドーヴニチィ (ロシア)

モスクワ大学総長。創立者との対談集は 『新しき人類を 新しき世界を』(2002年)、『学は光』(2004年)に続いて3冊目。

母への讃歌――詩心と女性の時代を語る(2013)

サーラ・ワイダー(アメリカ)

エマソン協会元会長。エマソン研究の世界的なネットワーク作りに尽力してきた。アメリカ生まれ。米コルゲート大学の教授として、英文学、女性学などを講義。自らも詩人であり、エマソンの詩と思想を研究してきた。

人間教育への新しき潮流――デューイと創価教育(2014)

ジム・ガリソン、ラリー・ヒックマン(アメリカ)

ジム・ガリソン/バージニア工科大学教授。1949年生まれ。ジョン・デューイ協会会長、教育哲学協会会長等を歴任。

ラリー・ヒックマン/南イリノイ大学カーボンデール校教授、デューイ研究センター所長。1942年生まれ。ジョン・デューイ協会会長等を歴任。

平和の哲学と詩心を語る(2014)

スチュアート・リース(オーストラリア)

シドニー平和財団理事長、シドニー大学名誉教授。1939年、イギリス生まれ。イギリスやカナダでの社会福祉事業に従事した後、シドニー大学社会福祉・社会政策学部教授に就任。同大学「平和・紛争研究センター」の設立に尽力し、同センター所長として活躍。シドニー平和財団を創立し、国際的な平和運動に貢献してきた。

地球革命への挑戦―人間と環境を語る(2014)

エルンスト・フォン・ヴァイツゼッカー(ドイツ)

環境学者。ローマクラブ共同会長。国連環境計画(UNDP)の「持続可能な資源管理に関する国際パネル」共同議長。1939年、スイス生まれ。ドイツ・カッセル大学学長、国連科学技術センター所長、ヨーロッパ環境政策研究所所長、ヴッパータール気候・環境・エネルギー研究所初代所長、ドイツ連邦議会(下院)議員、同環境委員会議長などを歴任。著書『ファクター4』は、資源消費抑制と経済発展を両立させる可能性を示して、世界的な反響を呼ぶ。その他の著書に『地球環境政策』『ファクター5』などがある。

生命の光 母の歌(2015)

ユッタ・ウンカルト=サイフェルト(オーストリア)

オーストリア政府の元文部次官。ソプラノ歌手。ウィーン大学で哲学博士号を取得。ヨーロッパ青年文化協会会長として青少年教育に尽力する。

マリンロードの曙――共生の世紀を見つめて(2015)

ホセ・V・アブエバ(フィリピン)

カラヤアン大学学長。1928年生まれ。政治哲学博士。フィリピン大学総長等を歴任後、カラアヤン大学を創立。ノン・キリング(不殺生)・フィリピン運動を推進し、アジアの平和と教育の発展に尽力する。

新たなグローバル社会の指標――平和と経済と教育を語る(2015)

劉遵義(香港)

1944年、中国・貴州省生まれ。香港で育ち、米スタンフォード大学に進学。カリフォルニア大学バークレー校で経済学博士号を取。スタンフォード大学教授となり、同大学の経済政策研究所所長などを歴任。計量経済学会院士、中国金融学会副会長などの要職にある世界的経済学者である。

新たな地球文明の誌を――タゴールと世界市民を語る(2016)

バラティ・ムカジー(インド)

1942年、インド・現コルカタ生まれ。西ベンガル州立ラビンドラ・バラティ大学元副総長。西ベンガル州企画委員会元メンバー。アジア協会永久会員、インド政治学学会永久会員、西ベンガル州政治学学会永久会員、政治経済学ジャーナル永久会員などを歴任。インド政治、女性問題、古代インドの政治哲学を専門とする。

平和の世紀へ 民衆の挑戦(2016)

ケビン・クレメンツ (ニュージーランド)

1946年、ニュージーランド生まれ。アメリカのジョージ・メイソン大学紛争分析・解決研究所所長、イギリスに本部を置く国際NGO「インターナショナル・アラート」の事務局長や国際平和研究学会(IPRA)の事務局長等を歴任。また、オーストラリア外務・貿易省顧問やニュージーランド政府防衛調査委員会委員としても活動。ニュージーランドのオタゴ大学教授、同大学国立平和紛争研究所の所長を務める。

未来に贈る人生哲学――文学と人間を見つめて(2017)

王蒙 (中国)

1934年、中国・北京生まれ。同国・文化相、文芸誌『人民文学』編集長、中国作家協会副主席、中国共産党中央委員、全国政治協商会議常務委員等を歴任。現代中国の文学界の重鎮として国内外で活躍する。

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