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第23回 学術大会

第23回学術大会を開催

東洋哲学研究所では、第23回学術大会を、3月22、23日の両日、「人類の未来と中道の思想」をテーマに、当研究所で開催した。

2日午後のシンポジウムでは、アメリカ実践哲学協会会長のルー・マリノフ博士が「蓮華と中道」と題して、基調講演。

講演の中で、博士は 「中道」にこそ人類を導く徳があるとし、「アリストテレス、ブッダ、孔子の三人は、ともに中道の徳を説いたが、ギリシャと中国の徳は衰退してしまった。その中で、仏教のみがこれら東西の思想にそなわった価値を想起させる力がある。そして、中道の徳は理論ではなく、実行することに価値がある」等と述べた。

また、講演に先立ち、同日午前には、以下のテーマで4人の発表が行われた。

「天台智顗の法華経解釈における中道思想」(松森秀幸委嘱研究員)、「仏教の中道思想」(前川健一研究員)、「女性の世紀とSGI」(二宮由美研究員)、「仏教の中道論と環境問題」(山本修一主任研究員)。

さらに23日午前には、以下のテーマで5人の委嘱研究員による発表が行われた。

「御書の系年研究――身延期における『けかち』について――」(若江賢三氏)、「哲学的恋愛論」(竹原弘氏)、「『環世界』における意味の形成と深化」(平塚彰氏)、「健康長寿と抗加齢(アンチエイジング)医療」(稲光禮子氏)、「ES細胞に関する一考察」(山本典生氏) 。


【ルー・マリノフ氏 Lou Marinoff】

1951年、カナダ生まれ。ニューヨーク市立大学教授。アメリカ実践哲学協会会長。ダウソン大学卒。ロンドン大学で「科学哲学」の博士号を取得。哲学カウンセリングの先駆的な実践を行い、1998年に「アメリカ実践哲学協会」を創設。協会には、全米40州以上、ドイツ、カナダ、イギリス、ノルウェーなど20カ国以上から大学の教員、研究者が加盟する。

99年に『プローザックよりもプラトンを』を発刊し、全米でベストセラーに。40カ国以上で相次いで翻訳出版された(邦訳は『考える力をつける哲学の本』2002年、三笠書房)。邦訳著書としては、他に『元気哲学 人生篇』(2004年、アーティストハウスパブリッシャーズ)、『元気哲学 生命篇』(2004年、同)がある。

当研究所主催の講演会(2003年、日本青年館)での内容は、『東洋学術研究』(42巻1号)に「人生の苦しみを乗り越えるために」として収録している(当ホームページの「論文BOX」でもご覧になれます)。2003年2月16日には、当研究所創立者の池田SGI会長と会見(東京牧口記念会館)。

席上、「アメリカ実践哲学協会」からSGI会長に「人間哲学貢献賞」が授与された。


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