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東哲叢書「仏典現代語訳シリーズ」

『現代語訳 顕戒論』

東洋哲学研究所 前川健一訳注

2021年3月16日発行、3月22日発売

定価:4,400円(税込)

ISBN 978-4-88596-057-4

 

※ご購入のしかたについては、「ご購入の方法」をご覧下さい


 

東哲叢書の仏典現代語訳シリーズⅦとなる『現代語訳 顕戒論』が完成した。

 

最澄(伝教大師)は、大乗戒による出家制度の確立を求める自己の主張を明確にし、当時の仏教界からの反論を批判するために『顕戒論』を著した。最澄の主張の全貌が、現代語訳として蘇る。詳細な訳注と解題を収める。訳注は、東洋哲学研究所研究員の前川健一が担当した。

 

【内容】

本書は、最澄が、先に提出した「四条式」に対する僧綱たちの反論に再反論し、「大乗の菩薩は大乗戒を受けることで出家が可能である」という自身の主張を論証しようとしたものである。最澄の主張は未曽有のものであったが、最終的に朝廷からの許可を得、大乗戒(具体的には梵網戒)を受けることで出家するという日本天台宗独自の制度が成立することになる。その後、天台宗を母胎として成立した諸宗が日本仏教の主流を形成するにいたって、律(ヴィナヤ)に基づかない出家という他に例を見ない形態が日本仏教の常態と化すことになり、今日にいたっている。その意味で、本書は仏教史全体にとっても大きな意味を持つものと言える。(『顕戒論』解題より)

 

【目次】

はしがき

目次

『顕戒論』巻上

[序]

第一篇 雲を開いて月を顕わす

第二篇 三種類の寺院がある国を明らかにする

『顕戒論』巻中

第三篇 文殊が上座であることを明らかにする

第四篇 大乗の正式の僧侶の戒を明らかにする

第五篇 大乗の戒を授けて正式な僧侶とすることを明らかにする

『顕戒論』巻下

解題

参考文献

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