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「東洋学術研究」 通巻162号(第48巻第1号)

2009年(平成21年)5月発行


■ 池田名誉会長(東洋哲学研究所創立者)による本誌掲載の「文明間対話」シリーズの第6弾として、「平和の架け橋――人間教育を語る」の連載が始まっています。これは中国教育学会の顧明遠会長との往復書簡による対談で、顧会長は中国教育界の重鎮であり、比較教育学の世界的大家。東洋と西洋の文化・哲学・教育にも精通しています。対談では、教育と文化、比較教育論、人間教育の理念と実践、世界平和と日中友好への展望などが論じられる予定で、第1回の今号では「人格形成と故郷」「家庭教育の力」などが語られています。
 
本誌の「文明間対話」シリーズとしては、「美しき獅子の魂」(ブルガリアのジュロバ博士)、「東洋の智慧を語る」(中国の季羨林博士、蒋忠新教授)、「インドの精神――仏教とヒンズー教」(世界法律家協会のナンダ名誉会長)、「人間主義の旗を――人間性・慈悲・寛容」(ヨーロッパ科学芸術アカデミーのウンガー会長)、「人権の世紀へのメッセージ――〝第三の千年〟に何が必要か」(アルゼンチンのノーベル平和賞受賞者・エスキベル博士)に続く連載となります。
 
■ 「特別企画」として、アメリカの仏教専門誌「トライシクル」(2008年冬季号)に掲載された池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長へのインタビュー記事「人間革命の信仰」(Faith in Revolution)」を紹介しています。
聞き手は、仏教研究家で、同誌の元編集長・客員編集者であるクラーク・ストランド氏。インタビューでは、日蓮仏法の唱題行の意義、煩悩即菩提の法理、立正安国と人間革命の理念、世界への布教の努力、法華経の「人間尊敬」の哲学などが語られており、ストランド氏は、アメリカにおける仏教理解は、禅やタントラ仏教などが中心であり、日蓮仏法にはなじみが少なかったことから、「初めて日蓮仏法の真髄が語られた」本インタビューには大きな意義があると述べています。

 

■ 特集は[東と西の対話――地球的問題群への視座]で、アメリカのウェルズリー大学との共同シンポジウムから、以下の内容を紹介しています。
開会あいさつ………………ヴィクター・カザンジン/川田洋一
釈尊の中心思想と『法華経』の特色………………菅野博史
仏教と女性――SGIをめぐって………………栗原淑江
ヒンドゥーの女性たち 21世紀の挑戦………………ニーリマ・シュクラ=バット
環境問題に対する仏教の取り組み………………山本修一
閉会あいさつ………………ピーター・ローレンス/ヴァージニア・ベンソン
 
 
このほか、以下の論考が掲載されています。
 
■ 特別公開講演会より
池田大作とジョン・デューイ――ひとつの宗教的対話………………ジム・ガリソン
 
■連続公開講演会より
社会の変化からみた心の病………………阿部惠一郎
 
■「近代化と民主主義」研究会より
Making the world safe for statehood――1930年代におけるC・シュミットの国家論……………星野修

 

■寄稿
西洋文明とイスラーム文明との対話は可能か?………………マリエッタ・ステパニャンツ

 

■研究覚え書き
天台宗成立以前の女性の法華経信仰………………アップル荒井しのぶ
ソフトパワーを求める歴史の潮流………………若江賢三

 

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