ホーム出版物「東洋学術研究」 通巻164号~173号

「東洋学術研究」 通巻167号(第50巻第2号)

2011年(平成23年)11月発行

 ■池田大作創価学会名誉会長(東洋哲学研究所創立者)と中国教育学会の顧明遠会長との往復書簡による対談「平和の架け橋――人間教育を語る」は、第6回。

 

 中国が進める「素質教育」と「創価教育」の対比を大きなテーマに、いかなる状況下でも価値を創造できる「創造的人間」をいかに育てるかが語り合われています。

その際、「人間の本性」について、古来の性善説・性悪説・性白紙説などを検討しながら、弱肉強食に傾きがちな現代社会で「善心」を強める教育の必要性を確認。また、両国の教育の課題、生涯教育の現状、師弟関係の意義、教師が「教育に自信をもてる」環境が不可欠であることなどが語られています。

 

■特集は「東洋哲学研究所創立50周年へ」。当研究所は明年、創立50周年を迎えます。今号では内外の識者16人から届いた祝辞を紹介するとともに、インドで行われた研究所創立構想50周年シンポジウムの模様を掲載しています。

 

研究所創立は1962年1月27日。その淵源は、前年の1961年2月4日、創立者・池田大作創価学会会長(当時)が、インドのブッダガヤを訪れた際の構想にあります。創立者は「仏教原点の地」に立って、「『仏教という世界の精神的遺産を決して過去のものとして終わらせてはならない。そのためには、信仰体系としての仏教にとどめるだけでなく、そこに学問的英知の光をあて、仏教の真髄、普遍的価値を明らかにすることが必要である』と考え、研究と対話のセンターを構想した」と述べています。以来、多くの方々の支援に支えられ、この目標に向かって半世紀の歴史を刻むことができました。

 インドでの記念シンポジウムは、2011年2月6日、ニューデリー近郊の創価菩提樹園で開催されました(共催:東洋哲学研究所、インド文化国際アカデミー、インディラ・ガンジー国立芸術センター)。テーマは「世界平和のためのニュー・ヒューマニズム」。これは東洋哲学研究所創立者が1997年10月、ラジブ・ガンジー現代問題研究所の招聘で行った講演「『ニュー・ヒューマニズム』の世紀へ」をふまえたものです。

 

■特集[東洋哲学研究所創立50周年へ]

 

(1)国内外の識者からの祝辞

カレル・ドベラーレ/卓新平/ベッド・P・ナンダ/ヴォロビヨヴァ=デシャトフスカヤ/ジム・ガリソン/アドルフォ・ペルス=エスキベル/ルー・マリノフ/マンフレート・オステン/N・ラダクリシュナン/アクシニア・ジュロヴァ/赤池憲昭/島薗進/末木文美士/中村廣治郎/西田龍雄/前田專學

 

 (2)インドでの記念シンポジウム「世界平和のためのニュー・ヒューマニズム」より

メッセージ………………………………………………………………………………池田大作

菩提樹と人間革命………………………………………………………ロケッシュ・チャンドラ

人類への「慈悲」こそ「平和への道」………………………… チンマヤ・R・ガレカーン

世界平和と東洋哲学研究所の使命……………………………………………………川田洋一

ナーランダ大学の復興計画…………………………………………… ゴーパ・サバロワール

 

 ■寄稿

平和の探求――内なる旅と外なる旅の宇宙的本性………………アンソニー・J・マーセラ

マレーシアにおける宗教の多元的共存への挑戦………………モハメド・ファウジ・ヤコブ

自然との対話そして宗教間の出会い――センス・オブ・ワンダーの比較神学に向けて

……………………………………………………………………………… コニー・ラッシャー

人間仏教の百年の回顧と再考察――太虚、印順、星雲を中心に……………………何 健明

 <研究覚え書き>

古文書が語る南条時光のその後……………………………………………………… 梶川貴子

「人間の安全保障」と日本外交…………………………………………………… 那須川敏之

トップへ戻る
ホーム出版物「東洋学術研究」 通巻164号~173号