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第4回連続公開講演会「21世紀の精神のシルクロード――平和への道筋を考える」

連続公開講演会「21世紀の精神のシルクロード――平和への道筋を考える」開催趣旨

講 師:内海 友子氏(創価大学国際教養学部准教授)

テーマ誰一人取り残さない経済の創出に向けて——開発途上国における女性のエンパワーメント

要 旨要旨はこちら

略 歴略歴はこちら

◆開催日:2023年12月23日

◆方 式:YouTubeライブ配信(オンライン)

講演内容は「東洋学術研究」に掲載予定

 

講演では、SDGsでは誰一人取り残さないことを誓い、開発や環境等に関連する目標を設定しているが、重要な点は先進国も発展途上国も様々なアクターが関わり、連帯していくための大切な道筋の一つであることと強調した。2023年はその中間年であったが、達成は危ぶまれている。今こそ、共に取り組む必要性があると訴えた。創立者・池田SGI会長は、2018年の「SGIの日」記念提言で、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントが、他のすべての目標を大きく前進させるうえで欠かせない基軸であることに言及している。こうした指針をさらに具体化していかなければ、現在のペースで目標を達成することは困難であると指摘した。そして、インドやリベリアでの格差解消の事例を通し、法整備とともに人々や社会にロールモデルの存在を示していくことが重要であると述べた。女性リーダーや女性の活躍の認知度を高め、情報を提供していくこととともに、格差や差別の根源は人間の心の中にあることを自覚することが必要であり、それは教育によって変革していくことが可能であると語った。

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