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創価学会「法華経写本シリーズ」7 概要

『英国・アイルランド王立アジア協会所蔵 梵文法華経写本(No.6)―ローマ字版』


「法華経写本シリーズ7」として刊行された本書は、我が国の南條文雄と笠原研寿が世界最初の梵文法華経校訂本である「ケルン・南條本」(1908─1912年に4分冊でロシアのサンクトペテルブルクで発刊)の手書き原稿を作成する際に、底本として1880年頃に最初に書き写した紙写本である。


その後、系統が異なる写本がテキストの校合のために無原則に使用され、「ケルン・南條本」を見ただけでは、底本となった本書の読みの原形はわからなくなってしまった。


今回の「英国・アイルランド王立アジア協会本」のローマ字化は、この底本の〝失われた原形〟を明らかにするものであり、法華経写本研究の基礎作業として不可欠の課題であった。「ケルン・南條本」の発刊以来、およそ100年にして成し遂げられた快挙である。ローマ字版の原稿は、小槻晴明氏(東洋哲学研究所委嘱研究員)が、5年の歳月をかけて完成させた。


小槻氏は、「鳩摩羅什が西暦406年にインドの梵語から中国語に翻訳した『妙法蓮華経』は、1600年にわたる深い研鑚と実践錬磨を経た今日、平和と人道の翼を備えるSGI(創価学会インタナショナル)運動の土台として、新たな研究を待っています。今回のローマ字版が、その新たなステージ開幕の一翼を担うことを祈ります」と語っている。

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