ホーム講演会2011年(平成23年)

第1回「 イスラーム世界における医と食」

 古代メソポタミア文明の料理書(紀元前1600年頃)と中世イスラーム世界の料理書(9世紀後半頃)について「最高レベルの文化を生み出した時代にこそ、料理書(レシピ)は編纂された」と紹介。

    また「中東での古代からの基本食品はパンであり、ごちそうは肉の煮込み料理である」「中世イスラーム時代に、多種類の香辛料類がアジアから中東に輸入され た。米や砂糖、またオレンジやレモンの栽培が、中東地域で開始された。これらは中東の食品として定着し、新たな味の嗜好が生まれた」「ギリシャ医学を踏襲 したイスラム医学が体系化されると、〝食べ物は薬〟とみなす食養生論が徐々に生活に定着した」の諸点を語るとともに、「イスラームによって、ムスリムが行 うべき食行為と食べ物の社会的機能が提示され、現在まで個人生活に根付いている(豚肉食や酩酊の禁止など)」「教典では、おいしいものを食べること、食べ 物を人に施すことが、ムスリムの行為と認められ、さらに心を癒すという食べ物の機能が明示されている」と述べた。

 

 

 
 

 

 

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