「法華経――平和と共生のメッセージ」展(九州)

九州展

●開幕式の概要
●インド文化国際アカデミー ロケッシュ・チャンドラ理事長からメッセージ


●開幕式の概要

国内3都市目となる「法華経――平和と共生のメッセージ」展の九州展の開幕式が9月17日、福岡市の九州池田講堂で行われた。

 

9月18日からの一般公開に先立って行われた開幕式には、中国の李天然・駐福岡総領事ら各界の来賓350人が祝福した。またインド文化国際アカデミーのロケッシュ・チャンドラ理事長から記念のメッセージが寄せられた。諸経の王」法華経の流伝の歴史と、法華経が現代に放つメッセージを多角的に紹介する同展。九州展では、「世紀の発見」とされる写本(6~8世紀)を収めた『インド国立公文書館所蔵 ギルギット法華経写本――写真版』や諸言語に翻訳された法華経写本(複製)、世界の研究機関から寄せられた法華経関連文物、法華経をモチーフにした敦煌壁画の写真など150点を公開する。九州は古来、仏教をはじめとする先進文化をいちはやく受け入れてきた〝玄関口〟であるところから、「九州再発見コーナー」と題する特別コーナーも開設している。

また九州展を記念し、『ガイドブック 法華経展―平和と共生のメッセージ―』(東洋哲学研究所編)が刊行された。

 

◆主催:東洋哲学研究所、創価学会>

◆企画・制作:東洋哲学研究所

◆後援:中国・ 敦煌研究院、ロシア科学アカデミー東洋古文書研究所、インド文化国際アカデミー

◆会場:九州池田講堂(福岡)

◆開催日:2013年9月18日~10月14日


インド文化国際アカデミー ロケッシュ・チャンドラ理事長からメッセージ

九州展には、インド文化国際アカデミーのロケッシュ・チャンドラ理事長から祝福のメッセージが寄せられた。

 

「九州での〝法華経展〟は、日出る国の日本に仏教の曙光が昇ったことを記念する行事であります。法華経は、生命の価値を継続的に再生させゆく心であり、魂であり続けています。法華経は釈尊の教えの中で、最高の経典であり、民衆を深い苦悩から救う普遍的な解脱の教えであります。それは仏性に縁する全ての生命が、自身の本性を覚知し、全ての生きとし生けるものの幸福と向上のために、全力で貢献していく教えなのです。

私たちの時代において、燦然と輝く法華経のメッセージは、日蓮大聖人の精神を体現する偉大な師である池田SGI会長によって広げられてきました。釈尊は、このように語っています。

〝生命には特別の面がある。それは不可思議な面である〟と。

池田会長は、この生命の「不可思議な面」を、何百万という人々の内面に奮い立たせました。そして、生命の美への献身に目覚めさせたのです。毎年、「SGI(創価学会インタナショナル)の日」記念提言として発表される池田会長のメッセージは、人類の心に流れる平和の潮流となり、歓喜と安寧が人々の人生の意義を高めています。釈尊は、悟りの智慧が不滅の人類遺産として後世に残るように、サンガ(仏教教団)を築きました。同じように、池田会長は、国際的地位が非常に高い、法華経研究の最先端である東洋哲学研究所を設立されました。その研究所が、ギルギットの仏塔で発見された、非常に古い貴重な法華経写本の写真版を刊行されたことは、歴史的偉業なのであります。

今回の〝法華経展〟を通し、池田会長が、心の奥底に咲く蓮華を讃嘆するように、九州の人々の心と精神が、蓮華の花々へと変革されていくと確信しております。

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