『友人葬の現在――変わりゆく葬送儀礼』
東洋哲学研究所編

「友人葬」への理解を深める一書。
友人葬の「各地での現状」と「宗教的意義」「社会的意義」について、各分野の研究者が多角的に光を当てている。
「日蓮大聖人の葬送観」や、「戒名・塔婆・回忌法要などの儀礼は、本来の仏教とは関係がない後世の産物にすぎない」ことなども、わかりやすく解説している。
2006年2月刊
定価 1,050円(税込)
ISBN4-88596-006-1
1993年発刊の『友人葬を考える 日本における仏教と儀礼』(東洋哲学研究所編・第三文明社刊)の続編であるが、当時と比べ、葬儀をめぐる社会状況は大きく変わった。
生前葬、音楽葬、無宗教葬、散骨など「葬儀の多様化」や、密葬、家族葬の増加など「葬儀の簡素化・小規模化」も進んでいる。
多くの人々が「形式ではなく、自分が納得できる葬儀がしたい」「そもそも葬儀は何のため、誰のためにあるのか」「これからの葬儀はどうあるべきか」と、強く模索し始めていると言われている。
こうした変化を背景に、「友人葬」は「葬儀本来の意義に立ち返った画期的なあり方」として、年とともに評価を高めている。
本書は、その「実際」と「宗教的・社会的意義」を考察する。
主な内容として、第1章「友人葬の実践」では、実際に携わっている儀典部や葬儀業者の方の声を座談会形式でまとめるとともに、沖縄や宮城のケースについてレポートを収録。
第2章「友人葬の仏教的背景」では、日蓮大聖人の死生観、葬送観を論じるとともに、回忌法要、塔婆供養、戒名などの儀礼が、仏教的には根拠の乏しい歴史的産物にすぎないことを論じている。
第3章「友人葬と現代社会」では、友人葬の特質を、「葬式仏教」との決別、新しい人間の絆の創出という点から述べるとともに、先祖祭祀の専門家へのインタビューを収めている。
目次
| 序 文 | 森田康夫 |
| 第1章 友人葬の実践 | |
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平良 直 大西克明 |
| 第2章 友人葬の仏教的背景 | |
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松岡幹夫 前川健一 小林正博 |
| 第3章 友人葬と現代社会 | |
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栗原淑江 孝本 貢 |
