「東洋学術研究」 通巻158号(第46巻第1号 )
2007年(平成19年)5月発行

■ 文明間対話「人権の世紀へのメッセージ――“第三の千年”に何が必要か」の連載は第2回。東洋哲学研究所創立者である池田大作SGI会長と、アルゼンチンのノーベル平和賞受賞者、アドルフォ・ペレス・エスキベル博士による対談です。
今回は「人生に影響を与えた人物」「権力の魔性」などについて語られています。
■ 特集は「東洋文化と現代社会――儒教・仏教・道教による哲学対話」です。
これは、香港中文大学の「中国哲学・文化研究センター」と東洋哲学研究所による共同シンポジウム(2006年11月、同大学)の模様を伝えるものです。シンポジウムには、13大学29人の学識者らが出席。儒教、仏教、道教それぞれの今日的意義などに論究しつつ、各思想間の対話を試みました。また、キリスト教や現代の心理学・哲学との関係なども含めて意見を交わしました。
- 特集の内容は以下のとおりです。
- メッセージ…………池田大作
- 中国哲学研究の再認識――苦境と活路…………労思光
- 道家的責任感についての一考察…………劉笑敢
- 現代社会における菩薩道…………川田洋一
- 『法華経』における菩薩道と現実世界の重視…………菅野博史
- 近代中日仏教徒の対話――楊文会と南条文雄の交流…………陳継東
- 対論から和解へ――狂言『宗論』を通じて…………前川健一
- 荘子「蝴蝶の夢」の深層分析…………姚治華
- 法理と屈服――韓愈『仏骨を論ずる表』と儒教・仏教の対話…………黄耀堃
- 現代社会における宗教の新しい意味――「宗教」概念の脱自明化と可能性…………平良直
- ■ 連続公開講演会「生命倫理と宗教」より
- 仏教の世界観から見る生命倫理…………森章司
- いのちの始まりの生命倫理――危機の時代の生命科学と宗教文化…………島薗進
- 人格主義の生命倫理――受精時からのヒト胚の尊厳について…………秋葉悦子
- ■ 特別公開講演会より
- 世界の再魔術化――ポストモダンと宗教の復権…………ミシェル・マフェゾリ
- ■ 政治と宗教研究会より
- アメリカにおける政教関係の現在…………千葉眞
- ■ 研究覚え書き
- サンクトペテルブルクの光彩…………佐藤裕子
- ヒト受精卵の尊厳性…………前場良太
