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第26回 学術大会


 東洋哲学研究所では、第26回学術大会を、3月19、20日の両日、「地球環境問題と倫理」をテーマに開催した。

20日午後のシンポジウムでは、エルンスト・フォン・ヴァイツゼッカー博士が「私たちの世紀における科学技術の挑戦」と題して、基調講演(新宿区の戸田記念国際会館=写真)。

 

博士は、科学技術の挑戦目標は、これまでの「拡大」から「持続可能性」に変わっているとし、「より少ない資源利用で幸福になる」ことを学ばなければならないと指摘。現在の「5分の1」のエネルギーと資源で豊かさをもたらす「ファクター5」の実例を紹介するとともに、経済を含む学問諸分野も、そのような「現実的進歩」へと人々を導くものであってほしいと語った。また、個人の自由のみを強調する思想を批判し、公的領域と私的領域の間の適切なバランスが必要であると述べた。

   

講演の後、パネルディスカッションが行われた(パネラー: 川田洋一所長、山本修一主任研究員、八巻節夫委嘱研究員)

 

ヴァイツゼッカー博士のプロフイール

「地球環境政策」の世界的権威。国連環境計画(UNEP)の「持続可能な資源管理国際パネル」共同議長。気候変動問題を含めた持続可能な発展と環境・エネルギー分野における第一人者である。資源消費を抑制しつつ経済発展させる可能性を示した著書『ファクター4―豊かさを2倍に、資源消費を半分に』が世界的な反響を呼ぶ。ブッパータール気候環境エネルギー研究所初代所長。元カリフォルニア大学サンタバーバラ校環境科学マネジメント研究科長。ローマクラブ会員。ヨーロッパ科学芸術アカデミー会員。ドイツ環境賞などを受賞。ハンブルク大学卒。物理学修士。動物学博士(フライブルク大学)。
 


 また19日には、委嘱研究員らによる発表が以下ようなテーマで行われた(当研究所で)。

 

 「日蓮と安然」(土倉宏委嘱研究員)  

「花押による御書の系年研究――建治年間 」(若江賢三委嘱研究員) 

「The Influence of  Indian and Buddhist  Tales on Islamic  Folkliterature」(F.M. Corrao海外研究員)  

「幕末維新期の公家と芸能――関白鷹司家と能楽 」(藤岡道子委嘱研究員 )

「皆がよりよく生き、よりよく死にゆく社会を創るために①:企業におけるメンタルヘルス対策を行う立場から」(上田伸治・藤井喜充・戸田有一委嘱研究員)  

「A Consideration on “ Abhisambuddha of Inanimate of Objects(草木国土悉皆成仏/山川草木悉有仏性)” 」(平塚彰委嘱研究員) 
 

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